稀勢の里が当たり負けするってのは相当深刻な問題なのだの巻

6日目のことをいろいろ書く前に、だ。

稀勢の里が、昨日今日と朝青龍、日馬富士に一方的に敗れました。

まあ、たしかに昨日の横綱も、今日の日馬富士も、手負い(足負い?)とはいえ
素晴らしい立ち合いをしましたよ。

翻って稀勢の里はなんですか。立ち合い当たり負けしてアンタ何ができるんですか。

朝青龍、白鵬、琴欧洲、日馬富士、把瑠都、鶴竜…

軒並みいるライバル(ライバルは全員外国人…って英会話教室か!)
の中で、正直「運動センス」は最も劣っていると思うんです。

だから、立ち合い負けしたあとに、流れの中で挽回するなんていう
器用なマネは稀勢の里には無理だと思うんですね。

できたとしても、上記の連中には太刀打ちできないでしょう。


稀勢の里がこいつらに太刀打ちできることは何か…

それは「前に出る圧力」でしょう。

あと、今現在は「カタチにもよるが」という条件つきではありますが、「左四つに組んだときの強さ」
あまり語られませんが、稀勢の里は、左四つで魁皇に勝てます。
ただし、今場所の初日に左四つで白鵬に敗れましたが…

このへんの力はやはり外国人力士と比較しても突出しているワケでして、
これに磨きをかけない手はないのです。

だから、とにかくまずは立ち合いに踏み込んで、自分側の仕切り線には一歩も相手を
踏み入らせないことから始めたらいいと思います。

稀勢の里は器用なライバル力士に比べると引き出しは少ないです。
だからこそ、まず立ち合いに思い切り当たって、相手の手を封じていかなければ
いけません。そうでなければ、相手にやりたい放題やられ、客から野次られるのがオチです。

変化されることもあるし、うまく当たれないこともあると思います。
負けてもいいんです。相手の陣地で倒れるのならば。

そうこうしていくうちに、自分の立ち合いを見つけるのだと思います。

当たり負けしない立ち合いを身につけたら、今度は立ち合いからすぐ左四つになる稽古を積めば
良いと思われます。一気にいろいろと覚えようとせず、一つ一つ覚えたらいいんです。

ゆっくりでもいいので、着実に成長を見せてください。
成長のないところに、真の盛り上がりはないのです。


心配なのは、稀勢の里自身が現状を客観的に把握できているかどうか。
自分の長所と弱点が見えているか。対戦相手に太刀打ちできる武器と対抗してはいけない箇所を
わかっているかどうかという点。目先の勝敗に気を取られて一喜一憂しているだけではないだろうか。
あるいはスピードや柔軟性のある力士、規格外の体格を誇る力士に対して自信を失っていないだろうか。

稽古量が多ければそのうちなんとかなると思っていたりしていないだろうか。

目指すべき相撲の完成のために負けることは必ず糧になる。
目指すべきテーマを持っているのか?テーマなき負けは後退であり、
これからはムダな負けを多く喫した者が、出世争いに敗れていくだろう。


あー、ちょっと書きすぎたな。疲れた。でも稀勢の里には最低でも大関になってもらわなければ困る。
以前から稀勢の里について書いている内容と大差はないが、だからこそ新ブログでも書かせていただいた。


さて、今日の感想。

隠岐の海が二日連続の上手投げ。隠岐の海の上手投げって
相手の下半身が腰より上に浮き上がるような急角度で決まるんだよな。
隠岐の海自身が上体をそれほど捻っているワケではないのに…だ。
ほぼ引きつけだけで決まっている感じ。

たまたまなのかもしれないけど、今後もこういった現象が起きるのであれば、
ぜひとも名前をつけたい。

プロレス流に言えば、高角度上手投げ。

あるいは立っている人間をその場で横にしているようでもあるので、
縦縞のハンカチを横縞にするマジックとかけて、「マギー司郎投げ」(無理やりすぎるか)

序盤はどうしたものかと思ったけど、隠岐の海、やはり光るものを持っています。


あとは…まあ白鵬すばらしい。武州山頑張った。
33歳の大関初挑戦って年長記録的にはどうなんだろう?
そして初勝利は…(出た。調べる気ない発言!)

雑誌読売大相撲あたりが場所後に特集組みそうだな、コレ。

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この記事へのコメント

カガ
2009年11月21日 12:01
テーマなき負けは後退
深い、深すぎます。
なるほど、だから最近の稀勢の里はだめなのね、とふんふんいいながら読んでたら最後は自分の人生まで考えせられました。
ミムステ
2009年11月27日 00:19
>カガさん

はじめまして。返事が遅くてすみません。
ここ数日は特に記事を書くテーマが見つかりませんでした。

自分でも、ちょっと偉そうに書きすぎたと思いましたがwたしかに自分の人生まで考えさせられます。

今の世の中は、相撲のみならず、どの業界にいても「世界」と戦わなければいけないと思います。

日本のお家芸と言われているモノも、数年後には危機に晒されている恐れがある世の中です。角界の番付はまさにそんな世界の縮図と言っても過言ではありません。

事実、相撲においては日本古来の技術も、相撲ならではの精神性であるところの一日一番にかける集中力も、外国人の方が上手に体現できているんですからね…

日本人が上手にできることといえば、ペコペコするだけですよ。そして日本人は相撲を見ながら、そんな日本の将来を危惧しているように思います。

だからこそ稀勢の里にかかる期待は、ある意味では貴乃花なんかの比ではないのかもしれませんね。

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