魁皇幕内808勝で歴代1位。私の相撲ファンとしての成人式w

魁皇が千代大海を破り、幕内808勝目。
千代の富士を抜いて歴代1位の記録を達成しました。

相手の千代大海は大関から陥落し、関脇で10勝を目指すも連敗スタート。
魁皇は余計なことを考えないように、強い気持ちで取組に臨んでいるのが見えました。

勝っても相手のことを慮り、インタビューは控えた魁皇。
「力士とはこういうものだよ」と背中で伝えているようです。

今日の正面解説は記録を抜かれた千代の富士の師匠であり、
千代大海の大師匠でもある北の富士。

おめでたい瞬間なのに、どことなくぎこちない放送席。
それだけに、山口アナにはもっと魁皇を褒め称えてほしかったですね。

千代の富士は横綱で、魁皇は大関で…
なんて野暮な話は相撲ファンなら誰でもわかっているんですから、
本人が忍んでいる分、盛り上げに貢献して欲しかったかな。
まあ、しょうがないか。

私は魁皇をボロクソに言うことが多いですが、その分かつては期待していたんですよ。
特に貴乃花の全盛期には、真剣に勝ちを期待できるのは魁皇しかいませんでした。
当時ちゃんと相撲を見ていた人は、この空気をわかってくれるはずです。

横綱になれる力士でしたが、結局なれませんでした。
それは、1つには本人が同世代に凄い力士をたくさん見過ぎていたため、

「自分には横綱は務まらない」

と尻込みをする部分があったからにほかなりません。
腰をやっていたせいもありますがね。実際横綱になったら短命だったでしょう。

下からの突き上げがあまりなかったこと。特に苦手だったヨーロッパ勢が消えたこと…

そういう経緯も含めての808勝ですが、「自分で選んで」勝ち取った記録です。
手放しで評価していい記録だと思っています。

ただ、「名誉横綱」なんてもってのほかw

今日の放送は思うところがいろいろありすぎてまとまらないけど、

とりあえず千代の富士が北の湖の記録を抜くのを目の当たりにして、
さらに魁皇の808勝は1勝目の頃から見ていることに気づいて、
私もようやく相撲ファンとして「成人」したなぁ…と思いました。

中学生が三十路になるまでやってるんだもん。すごい。
それを見届け続けた自分もなかなかやるもんだ、と。(結局テメエの話か)

向正面が小城錦の中立親方ってのも良かったな。
魁皇、武双山と若手三羽烏として雑誌大相撲の表紙に載ったり、
対談をしたりしてましたね。
曙貴若武浪体制ができて、それに続くのは誰だ?っていう頃でした。

結局この3人は怪我で苦しんで伸び悩み、
続いたのは当時幕下の千代大海でしたが


ま、昔話?はこの辺にして、今日の相撲。

白鵬が豊ノ島に土俵中央での網打ち。
土俵の真ん中で網打ちはレア中のレア。

かつて千代の富士が網打ちを決めたとき、記者に
「あんな技もあるんですね」と聞かれ
「オレは漁師の子だよ」と答えたのを思い出した。

北勝力。心痛の北の富士さんを癒すw快心の相撲で琴光喜を破る。

あとはいろいろ書きたいことはあるが、とりあえず日馬富士と稀勢の里は良い。

特に稀勢の里は、前に出る意識と左四つの意識がいい具合にかみあっている。

今場所は何勝でもいいから、その意識を貫徹してほしい。
張り差しなんて一切封印しろ。自分の武器に気づいたろ?この3日で


★ 一点だけ追記 ★

山口アナが、「番付が上の力士が下の力士を育てるのも大相撲の特色ですからね」
と北の富士に尋ねたとき、北の富士が、

「うーん、昔はそれもせいぜい同じ部屋とか一門の中での話でしたがね」

と答えていました。こういう意識のギャップみたいなものを確認していくことはとても大事で、

横綱だからと言って、大関だからと言って、
同属意識のない連中にまで良くする必要はないと私も思います。
まあ、この世界で良くするというのは稽古をつけてやることがメインで、
アドバイスというのは二の次ですが、誰でも彼でも面倒を見てやるとなると、
逆に部屋や一門の意味がなくなってしまうと思います。

なんか美学だけが先行して、そうするのが当たり前みたいな話にしてはいけない気がする。

当たり前なのではなくて、今は部屋を越えて指導してやる「必要がある」だけなのです。
昔とは違い、今は部屋が細分化し、しかも安定した部屋の運営(親方のエゴ)のために
部屋頭に学生力士や外国人力士を据える部屋も多い。

角界のしきたりや、力士の心構えの点などは、
やはり下積みを経験した上位力士が範になる必要があるのだけど、
そんな人がいない部屋も多数あるワケで…

そういった時代の変化、環境の変化を見届けてきた最長老が魁皇。
魁皇も、別に誰彼構わず良くしているワケではなかろうが、
現状、自分が果たすべき役割については自覚していると思う。

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この記事へのコメント

Gacktoh
2010年01月12日 23:26
こんばんは。
稽古の話。

私が不思議に思っていることがあります。
朝青龍全盛期。朝青龍のところに出稽古に行く力士はいないのか?な流れがあったりしたのですが、白鵬のところに出稽古に行く力士はいないのか?との流れには全くなりませんよね?
白鵬と稽古しても壊される事なんてほぼないと思うんですけれど、どうしてこの流れにならないんでしょう?
白鵬の部屋の稽古場が小さすぎるから?(笑)
ミムステ
2010年01月12日 23:51
>Gacktohさん
>白鵬のところに出稽古に行く力士はいないのか?との流れには全くなりませんよね?

あら、ホントだw

稽古場の小ささ・・・たしかにあるかもしれません。

まあ、あとは相撲ファンのニーズが「両横綱による優勝争いが見てみたい」っていう方向にシフトしていたってのもあるんじゃないでしょうか?それくらい、両横綱が元気っていうのは、久しぶりの貴重な時間ですから。

白鵬は86勝しましたけど、うまい具合に「独走状態」をカモフラージュしている。以前は朝青龍を倒さないと盛り上がりはなかったけど。

まあ、このことは盛り上がる、盛り上がらないの話ではないんですがねぇ。今場所も白鵬が全勝するようだと、さすがにそんな話も出てくるかもですね。

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