白鵬の連勝30でストップで大混戦と千代大海のこと

とりとめのないタイトルですが、白鵬が把瑠都に敗れて1敗。
昨年秋場所から続いてきた連勝も30でストップしました。

今場所全勝するようだと39連勝になって、そのまま連勝を続けると
来場所の千秋楽の対朝青龍戦に千代の富士を抜く54連勝がかかり、
そのまま行くと次の場所の千秋楽が双葉山に並ぶ69連勝に…

なんて計算もしましたが、現実はそう甘くはありません。

白鵬は今場所、勝機での思い切りの良さが光っていました。
強さと相撲勘の良さを感じさせましたが、その分

”後半戦に向けて疲れを残したくない”

と言った省エネ意識を感じていて、それがさもすれば落とし穴につながるかも…
と思っていました。(このタイミングで言うのはずるいですが)

これまでに対戦した力士は、ある程度体力差で圧倒できましたが、
把瑠都に関してはさすがにそうも行きません。

今日は早々と左上手を取って安心したんでしょうか?
相手が巻き替えにくるタイミングで前に出るのは相撲の鉄則ですが、
まさか本当に巻き替えを許すとは思ってなかったんでしょうね。

白鵬が前に出るタイミングと、把瑠都の掬い投げのタイミングがうまく合ったカタチですが、
把瑠都相手に少し相撲が大きすぎたような気がします。

これまでは、がっぷりでも相撲のうまさで白鵬が勝っていましたが、
これからは白鵬が、もっと自分有利な態勢にこだわる必要があるかもしれません。
把瑠都はそれだけ相撲を覚えてきています。

把瑠都が相撲を覚えてくるとなると、この一番は毎場所盛り上がるでしょうね。
こう言った内容に目を向ければ、日本人、外国人というこだわりはつまらないことなんですが。

これで、1敗が9人で並ぶ、最近では珍しい混戦模様に。
勝った把瑠都も自力優勝の目が出てきました。

明日白鵬は稀勢の里戦。1敗はしたものの、42人が横並びであった初日よりは
まだ優勝に近いという、そんな考え方になれるかどうかですね。

明日の相撲はきっと長くなると思います。そして長くなればなるほど白鵬有利ですが、
稀勢の里には意地を見せてもらいたいですね。


その稀勢の里、琴欧洲、日馬富士と大関相手に連敗しましたが、
それでも悪いところは今場所1つもありません。

張り差しもしないし、立ち合いに当たり負けしてもすぐに引かないで
なんとか自分のカタチになろうとしている。

今の稀勢の里の当たりの角度は決して悪くなくて、
頭を下げていって変化されるよりは、よほど安定してていいというか、
自身の取り口に合った立ち合いだと思う。

頭から鋭く当たってくる相手をどう起こすかが今後の課題ではないかな?
ちゃんと目指す相撲を取りきれば、負けても課題がシンプルに浮かび上がってきた気がするが。

今日のゲストはノムさん。ノムさんの世代はやっぱ大相撲が身近にあったんだなぁと思う。
特段関心があるワケではなくても、そこそこのことはわかるというか。

明日の正面解説は、「超然解説」こと貴乃花親方。
なんか以前よりも注目度を高くして放送席に帰ってくるあたり流石w


さて、引退した千代大海について1つまとめておきましょう。
千代大海の功績について、私見も交えて箇条書きにしてみます。

● 昭和50年代初の関取
私にとっては、初めて「同世代」と思えた関取です。
初めて相撲を見た7歳の頃は自分の父親より年上の関取も活躍していましたから
この感慨は大きかったです。

● 元横綱千代の富士が親方として初めて育てた関取
千代の富士が貴花田に敗れて引退。その後に若貴が横綱になり、
皆が千代の富士の印象を忘れ去る前に弟子の千代大海が出てきて
若貴を倒すという構図にドラマを感じた人も多かったはず

● ヤンキー大関というキャラクター
九州一の不良…少年マガジンが喜び勇んで千代大海物語を掲載していたことを
思い出します。土俵上でも時折その当時の感覚が蘇ったようで、
武双山との流血張り手合戦や、露鵬との口喧嘩など、強い印象を残しました。

● 停滞したいた相撲界に新風を吹き込んだ
若貴以降誰が続くか…というのが当時の相撲ファンの関心だったのですが、
琴錦、武双山、魁皇…大関になって当然と思われていた力士が、
モタモタしている一方、千代大海は彗星のごとくニューヒーローとなりました。
その千代大海も十両ではモタついていたのですが、同学年の栃東が
先に入幕を果たしたのが刺激になったのか、その後は一気に伸びました。

● You Tube 鬼無双シリーズへの貢献w
もし知らない人がいたら、You Tubeで”鬼無双”で検索すると視聴できます

● 大関在位65場所
これまで1位だった初代貴ノ花の50場所を2年以上も上回る記録ですから、
これは大変な記録です。丸11年間大関にいたという計算。
逆に言えば、若くして大関に上がりながら結局横綱になれなかったということですが、
私は魁皇には大関どまりであることを厳しく批判したりしましたが、
千代大海にはその点甘いんです。理由はこの↓

● 突き押し相撲一筋
千代大海が登場する前の相撲界では、突っ張りがややマイナーな技術に成り下がっていました。
曙、小錦、寺尾…突っ張りで土俵を沸かせた力士も、いつしか突っ張りに限界を感じて、
四つ相撲を覚えていきました。

当時幕内には、蒼樹山や朝乃翔といった突っ張りを得意とする力士はいましたが、
上位では跳ね返されていました。

前哨戦としての上突っ張りを見せる力士他にもいましたが、
潮流としては「突っ張りでは上に通じない」という空気がありました。

特に私は突っ張りの寺尾が好きだったので、その点は寂しく思っていたんですが、
その流れを文字通り突き破ったのが千代大海。

そして、その突き押しを貫徹しての大関65場所は立派の一言。
突き押し相撲は離れて取る相撲なので、安定した勝ち星がなかなか見込めません。
この40年間でも押し相撲で横綱になったのは、琴桜と北勝海くらい。

カド番14場所という不名誉な記録もあるけど、千代大海の大関としての勝率は、
晩年になるまで決して悪くはありませんでした。

平成19年の九州場所。久しぶりに優勝争いに絡んだ場所の
白鵬戦で右ヒジを痛めたときはもう終わりかと思いましたが、
その後も”細かい突っ張り”に活路を見出して延命。

だが、このときにかつてのお得意様を失ったことで、
二桁勝つことができなくなりました。

ま、本当に燃え尽きたと思います。だから、寂しさはあるものの、
別にこれ以上見るべきものもない。という気持ちがあるのも事実です。

本当は、日本人の若手がしっかりと千代大海、魁皇、琴光喜の上を行ったのを
見届けて、引退をしてほしかったんですがね。それは若手の問題だけど。
…にしても千代大海が魁皇より先にやめるとは思わなんだ。

最後に、千代大海入門前のレア映像でお別れです

1:24くらいから登場します。高校生の身体じゃねぇw



突っ張り
東京新聞出版局
千代大海 龍二

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千代大海の母 突っ張り一番
日本放送出版協会
須藤 美恵

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