平成22年大相撲春場所総括 白鵬・把瑠都の二大看板

まあ、あいかわらずいろいろある相撲界なのですが、
角界についてああせい、こうせいと書くことを、私は放棄することにしましたw

以前はいろいろと思うところがあり、ファン層拡大のために!人気獲得のために!
と外側のことをいろいろと考えていましたが、
一個人がどう考えようと、別にどうなるワケでもありません。

そして、私は相撲が好きですが、相撲がなくても生きてはいけます。

相撲がつまらなくなったら、それはそれで仕方ないです。
ただ、私はやっぱり今場所も相撲が面白かった。
だから、それについては書いておこうと。

7歳から相撲ファンですから、相撲については本当に基本童心のまま見ております。

白鵬、1人横綱で全勝優勝。立派の一言です。
白鵬は今場所をもって、私が描いていた理想の横綱になった、と断言していいと思います。

これは、やっぱり嬉しいものですよ。1人の力士の成長を見届けるというのはね。

私は白鵬に貴乃花を重ね合わせることがあるんですが、
貴乃花の受けて立つ相撲。そして寄り切りへのこだわり。
これは本当にスゴイものがあって、いつも溜め息モノで見ていたものですが、

貴乃花は逆にこだわりというか、美学に生き過ぎたために、
消耗も激しかったと思うのです。結局のところ不器用だったというか。

まず、立ち合いに相手の当たりを受けるというのは、自分の身体に相当負担をかけると思います。
寄り切りへのこだわりも、完勝できれば負担ではないんですが、力相撲になったときには相当
スタミナをロスするので、15日間毎日相撲を取ることを考えるとあまり経済的ではありません。

そのこともあってか、貴乃花はよく序盤に無策とも言えるようなポカをしました。
自信のある相手には踏み込みだけしっかりして、後は流れの中で捕まえれば問題なし
と考えて、結局捕まえきらずに負けることがよくあったのです。

まあでもそれは美学というか、結局そういう相撲しか取れなかったとも言えます。

白鵬には、もう少し攻撃的な相撲。バリエーション豊富な相撲を取ってほしいなと思っていました。
今場所白鵬は、受けて立っているように見えますが、必ず相手より強く当たっているので、
自分の身体には負担がかかっていず、むしろ相手に負荷がかかっている。
そのため、流れを先に掴むことに成功しており、序盤はとても早く決着をつけることができた。

これは、貴乃花よりも経済的な相撲です。かつ横綱としての強さを十分見せられるもの。

2005年末。まだ白鵬が関脇だったときに、こんな記事を書いてますが、
http://mimurastep.blog32.fc2.com/blog-entry-32.html

立ち合い仕切り線から一歩も下がらないように当たるだけで横綱
というフレーズは当時口癖のように言っていました。
今場所はまさにそんな相撲だったように思います。
右四つにこだわりすぎなくなったところに、貴乃花とは違うタイプの、
そしてもっと強い横綱になる可能性を感じます。

ひょっとしたら、もうすでに双葉山の連勝記録を視野に入れているかもしれません。
今は、数少ないチャンスの1つであると言って差し支えないと思います。


千秋楽結びの一番は「これが相撲だ!」という内容でした。
残念ながら、今日本人にはこれだけの一番を取る力がないんです。

相撲ファンは昔から連綿と相撲を見ていますから、
レベルが低下してると目ざとくわかりますよ。

適当に「強い日本人がいないから相撲がつまらない」という人は
結局のところ、まだ相撲の面白さがわかってない。

「強い日本人がいないから寂しい。心配だ。」
それは私も同感ですw心配なら相撲を見ましょう。
そして、少しでも可能性のある日本人は応援しましょう。


そして、今場所もう1人の主役、把瑠都。
相撲を覚えましたね~。あの両手突きは曙を超えるインパクトがあります。
後半はスカされることも計算してあまり思い切り行きませんでしたけど、
本気で行ったら、それこそ太刀山=四十五日=一突き半
で相手を突き出してしまうでしょうね。

あの両手突きは、とりあえずあてがうだけでも相手にとっては相当イヤでしょう。
どうしてもアゴが上がって腰が起きてしまいますからね。

白鵬戦、負けて元々という気持ちで突っ張りを繰り出してほしかったなあ。
柔らかい白鵬がのけぞる瞬間なんて、マニア必見ですよw

大関になったら、毎場所2、3番は負けてもいいんだという気持ちで、
より攻撃的な相撲を取っていってもらいたいです。

絶対的な破壊力を持つ把瑠都。そして絶対的な安定感を持つ白鵬。
まさに、矛と盾の争いだ。その二つが土俵上でぶつかり合ったとき、
その空間に広がるのはコスモスか、カオスか!!

あ~、楽しくなってきた~。想像でメシが食える~w


さて、NHKの放送では、把瑠都の綱取りに日馬富士が待ったをかけてほしい
というような発言が多かったですが、日馬富士はまあ、いいところで白星をかっさらいたいという
思いはあっても、把瑠都よりも先に横綱になろうという気はあまりないと思います。

日馬富士は、現状無理して横綱になっても十分な成績を残せないことを知っているんです。
今のところ、自分を一番輝かせることができる地位は大関であることをわかっている。

たとえばお兄ちゃんこと3代目若乃花は、大関止まりであれば、
確実に誰もが認める名大関だった。

ところが、横綱になってしまったので「優勝できなかった横綱」
というネガティブなレッテルを貼られてしまった。

このへんのイメージコントロールに成功している先輩大関もおり、
日馬富士はどちらかというと、そっち方面を狙っている。

ただし、状況によってはわからない。
「大関づきあい」の必要がなくなったにも関わらず、把瑠都がモタモタしていたら、
そのときはあるいは日馬富士が本気で天下を取りに行くかもしれない。

ただ、このまま把瑠都が伸びれば、横綱にふさわしい素材は把瑠都だろうと、
日馬富士はデジタルに考えていると思う。そして、それを食える存在として、
相撲史に名を残せればいいと日馬富士は考えている気がするなぁ。


白鵬、日馬富士、把瑠都は、日本的な学年で言えば同学年。
この三角関係は面白いですねぇ。


その他。日本人期待の力士、隠岐の海。新入幕でなんとか勝ち越し。
ぬる~い感じの相撲も多かったけど、勝つとどうしても
「やっぱこいつはすげぇ」と認めざるを得ないのです。

詳しいことはあまり書きませんが、この人は他の人とは勝ち方が少し違うのです。
大物だけが見せることができる相撲がある。それを必ずしもほめることはできないのだけど、
とにかく見たことがない人は見てほしいのです。そして何かを感じろw(負けた日もw)

来場所はたぶん番付運よく幕内中位どころに上がると予想します。
名古屋には初の上位挑戦を期待したいところです。

あと嬉しかったのは、北太樹の活躍。幕内初の二桁で私の心の三賞、久しぶりに出ましたw
機を見て敏なり。ヒザを痛めていても勝機を逃しません。
好きなタイプの力士です。来場所は初めて上位(横綱戦は微妙)と当たります。
益荒雄旋風的なサムシングを期待したいです。

あとは、幕下優勝ブルガリア出身の碧山(あおいやま)が気になる。
序の口からこれまで7戦全勝、7戦全勝、6勝1敗、7戦全勝と4場所で1敗しかしてない。
先場所唯一の黒星をつけた北皇は立派なもんだが、今場所の対戦相手を見ると、
まあこの面子に勝ったくらいでは、上位で通用するかどうかはまだわからない。
と言ったところか(何せ相撲を見てませんので、なんとも言えませんが)

23歳と決して若くはないので、一瞬のモタつきでもあれば、
あまり期待はできないかもしれませんが、まあ逸材には間違いないでしょう。

…ってな感じですかね。来場所は国技館に観戦に行く予定なので、早くも楽しみです。

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    Excerpt: 大相撲野球賭博の捜査はどこまで進んでいるのやら。最近めぼしい報道はありませんね。理事長も交代し、年収1000万円で広報室長を一般公募したり。 Weblog: オンラインカジノを攻略しよう! racked: 2010-08-17 15:36
  • プラダ メンズ

    Excerpt: 平成22年大相撲春場所総括 白鵬・把瑠都の二大看板 機を見てクロニクル/ウェブリブログ Weblog: プラダ メンズ racked: 2013-07-10 01:19