平成二十三年大相撲五月技量審査場所 O-1 千秋楽結果ならびに総合結果および優秀力士評

けじめだよ…男の…というワケで無意味に引っ張ったO-1の結果発表を行います。
今回は順位しか書いてなかったこともあって、さすがに最後くらいは文章で結果の根拠を
書いていかないといけないな、と思いまして…

ただ、そうなると否応なしに長文になってしまうんですよね。長文は書きたくない、
でもどうしてもある程度の長さの文になってしまう…
それで構えてしまって今日になってしまいました。

では、千秋楽の結果です。取組結果はコチラ取組内容も忘れかけてまさあ

千秋楽結果
1位 魁皇
2位 琴奨菊
3位 日馬富士
4位 鶴竜
5位 稀勢の里
6位 豪栄道
7位 阿覧
8位 雅山
9位 朝赤龍
10位 嘉風


んでは、総合結果の発表

1位 琴奨菊 155P
2位 日馬富士 133P
3位 魁聖 124P
4位 白鵬 122P
5位 魁皇 98P
6位 豪栄道 94P
7位 鶴竜 93P
8位 隠岐の海 86P
9位 栃ノ心 81P
10位 把瑠都 79P


琴奨菊が二場所連続優勝!
日馬富士が大関としては最高の2位に。
三賞力士、そして今回は横綱大関があの方を除いてベスト10入り

続いて、部屋総合ランキング

1位 友綱 222P
2位 伊勢ヶ濱 207P
3位 佐渡ヶ嶽 155P
4位 宮城野 122P
5位 春日野 113P
6位 境川 109P
7位 井筒 93P
8位 八角 86P
9位 尾上 79P
10位 鳴戸 66P


友綱部屋が初優勝!兄弟弟子の頑張りが輝いていましたね。
二場所連続優勝の鳴戸部屋は10位に後退。
キセの不調と、高安、隆の山の援護射撃を得られなかったのが
今回は響きました。


では、上位力士10名についてコメントをば

● 琴奨菊
三賞は受賞してないですし、要所で負けた印象があるので、意外に思われる方も多いかと思います。
(私も多少意外に思います)でも、白星全部寄りきりか、押し出しなんですよ。
左四つになる。がぶる。左四つになれなくても、がぶれなくても前に出る。
すごく割り切れた相撲というか、勝った相撲に関してはほぼ百点の内容でした。

単純に、この企画向きな力士だと思いますね。

モンゴル勢に比べ、運動センスに劣る日本人は型を決めにかかるしかないと思ってます。
そういう意味で、今一番自分の形ができあがってる人。端的に一番大関に近い

負けた相撲のうち、三番は変化されています。一番は立ち合いにじらされ、
もう一番は立ち合いじらされたかは覚えてませんが、じらしのうまい人でしたね。

課題は立ち合いです。変化されて負けるのは負ける方が悪いんです。
変化して誰にでも勝てるなら、もっと白鵬相手に変化したらいいんですよ。
じゃあなぜまともに行って勝てない相手にほとんどの力士が変化を試みようとしないんでしょう?

変化しても勝てないような立ち合いをしてるからですよ。

琴奨菊は、もうちょっと苦労して勝つことを覚えた方がいいと思います。
今は立ち合いの圧力で優位に立って、その勢いのまま前に出る相撲ですが、
琴奨菊にはガブりがあるんですから、立ち合いは五分でOK。最悪四分くらいでもそこから立て直す!
そこはもう技術と辛抱ですね。立ち合いの勢いのまま持っていける方がウン倍もラクですよ、そりゃ。

ただ出足の勢いというものは、琴奨菊27歳でしょ。もうこれから伸びるってのはあまり考えにくい。
体重増で威力が増してるようにも思えるけど、その分前に落ちるリスクも高まってるワケで。
出足に頼ると、仮に大関になれたとしても、大受とか、出島とかのような刹那的な大関で終わるでしょうね。
息の長い大関になりたければね、リカバリ力ですよ。日本人若手にはこれがない(豊ノ島にはある)

一方的になんか仕掛けようとするから、失敗すると一方的に不利になるワケで。
だから、一歩踏み込んでまずは守り。相手がベストでも、自分が四分になる。
そこから苦労して左四つになる。ガブる。これで大丈夫なんですよ。そしたら12勝3敗でしょ
いろいろ痛くてあまり苦労する相撲は取れなかったりするんでしょうけどね。


● 日馬富士
負けた相撲の印象が強く残った感じがしてますが、実は序盤からいい立ち合いを見せてました。
前褌を早くひいて、一方的に決まった相撲が多く、ゆえに勝ってもあまり盛り上がってはいませんでしたが、
内容は良かったんですよね。白鵬戦勝利への伏線はちゃんと張れてたワケですが、
まあ今回の2位は、ぶっちゃけ私が日馬富士が白鵬に勝つことをわかって見てましたので、
リアルタイムで評価されていたら、もう少し下方修正されていたかもしれないですね。

あと私は日馬富士の変化については、「これからも度々やればいい」と思ってます(皮肉でなく)
日馬富士の変化がみっともなくなるのは、日馬富士より体重の軽い力士が、
幕内上位で変化もせず活躍するときだと思ってます。それまでは、変化けっこう。
大関なのに…じゃなくて、日馬富士が大関張ってるのってけっこうすごいこと。
他の3人とは別の評価をしてあげないと。最も1人はまた別の評価が必要なんですが


● 魁聖
こちらも、最終的に10勝5敗と知っていなかったら…どうなっていたでしょう?
序盤からもっとヒートアップしていたかもしれないです。外国出身力士と言えど、
四つ、押しの形をしっかり磨いてきたなぁ…という感じです。
ただ、それ以上何かあるか?と問われると、まだ何もない…
ってのが上位戦で如実に出ましたね。上位を1人でも食えたら、優勝も可能だったと思うんですが。
それでも下位からの3位は立派の一言。

● 白鵬
これもやっぱり結果知ってたから…ってのはありますが、
初場所は優勝したのにベスト10にも入らなかったんですよね。
それは、どうも連勝を意識していたきらいがあったから。
違う、連勝じゃないんだ!もう白鵬が段違いに強いことは証明されたんだ。
だから、集中すべきところはそこじゃない。もっと大きな視点を持って…
みたいなことを書いてたら、今場所は何かそんな相撲を取ってくれたような気がします。

まあ、これは八百長問題とか、東日本大震災とか、いろいろと思うところがあったからだと思います。
ケガの功名…だとしたらあまりにも大きな痛手なのですが…

負けた相手が良かったですね。白鵬がエールを送りたい相手。
1人で相撲界を背負うのは大変だと思います。もう1人が現れそうにもないだけに。
「まだやれます!」「一緒に頑張りましょう!」
ん?何か問題でも?

私服の件はね、まあ建前上は注意しなきゃいかんだろうけど、
白鵬の労も大きくねぎらってやってほしいです。
「何を言う!こういった些細なことでどんな勲章も水の泡と化すんだぞ!」
そうでしょうか?それほどの問題でしょうか?些細なことは水に長島スパーランド。


● 魁皇
魁皇のことを、比較的ボロ雑巾(私が言ったんじゃありません)のように扱うことの多い当ブログですが、
O-1では毎回上位に来ています。なんつーか、確実に息は吹き返しているんですよ。
これはやっぱり目標があることとか、責任感とかですかね?
自分の形がありますし、会場も盛り上げてますから、安定して仕事をしてくれています。

名誉横綱って言うより「終身名誉大関」の方がいいですね。
横綱になってたらあまり名誉な活躍はできてなかったと思いますし。
自分から横綱になるのを遠慮したきらいもありますし。うん、やっぱり「終身名誉大関」で

● 豪栄道
4大関を倒したのに?と思われる方もいるかもしれません。ま、こんなもんです。
動きの良さは目立ってましたけどね。でもまあ、いいときのこの人はこのくらいやると思いますから。
課題はこれから。大関にも「完勝」できるような形を作っていかないと、脇役で終わります

● 鶴竜
12勝もしたのに?と思われる方もいるかもしれません。ま、こんなもんです。
上位に対してあまりインパクトのある相撲が取れなかったんですよね。

なんというか、勝ちを拾いにいってるというか…

変化をしても、変化をしていなくても。

相手をよく見ているんで、もちろん悪い相撲ではないんですよ。
心持ち的にはガブとかキセあたりに見習ってほしいですよ。
ただ…

鶴竜がこのまま大関になったとして、人気出るかなぁ?
相手十分にさせない相撲という意味では、「気迫のない朝青龍」って感じ

● 隠岐の海
負け越しはしましたけど、確実に力つけてるところは見せましたよ。
大関戦なんかどっちが大関か?なんて場面もありましたからね。
ひきつけたり、差し手を返すだけで相手が浮き上がるシーンがありました。

今しばらくは、上位で揉まれることだと思います。ムラッ気がありますからねぇ。
ただ、この人は「自在型」というか、他の日本人若手と違って、
そのうち一方的に負けない力士になっていくような気がしているんですよね。

● 栃ノ心
12勝もしたのに?優勝争いにも絡んだのに?隠岐の海よりも下?
みたいに思う人もいるかもしれません。これについては一言書きましょう。

総じて動きは良かったです。そして、何番も熱戦を繰り広げましたね。
でもその熱戦ってはっきり言って「自演乙」的なモンなんですよ。

八百長してるの?とかまたボヤなことは聞かない。

立ち合いからの流れがイマ1つなんですよ。
何度も立ち合い変わって?変わり気味に?左上手取りに行ってますしね。
立ち合いの当たりから自分の形を作って攻めてないだけに、
土俵際で粘られるんですよ。あわや逆転みたいなこともしばしば。

だから、熱戦に見えるんですけど、要は立ち合いも甘いし詰めも甘いんです。
ゆえに、栃ノ心よりも、ときどき負けた相手の方が輝いて見えるんです。
先に自分の形になってるのは大概栃ノ心でしたからね。

私は「本当に素晴らしい大相撲」と、「ただの長い相撲」を区別したいんです。
それでもランクインしたのは、魁聖を倒したり、把瑠都を倒したり、
琴奨菊を倒して優勝争いに残ったりと、勝つべき要所で勝ったからです。
全部左上手取りに行ってましたけどね。

脇役で終わってよければそれでも別にいいんですけどね。
この相撲内容で、本人優勝をめちゃくちゃ意識していたあたり、
「ああ、まだまだだな、コイツ」と思いました。

● 把瑠都
うん、まあときどき豪快な相撲を見せてくれましたよね。
この人にしか取れない相撲を取ってくれたら、そのことを評価することにしてるんで。
不謹慎発言の翌日アミを一蹴したりね。あと、負け方も豪快でけっこう印象に残りましたよね。
仕事したした。


あー、眠い。というワケでやっぱり時間かかったなぁ。
名古屋場所開催、とりあえず安心。
O-1はできれば幕下まで含めてやりたいんだけど、NHKは放送してくれないんだろうなぁ…
名古屋場所のO-1開催はモチベーション次第ですかね。
やっぱり本来的には幕下も含めてやりたい。
オレ、幕下の頃から注目してたぜ!って言いたい(ただそれだけ)

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